入居後に働けなくなってしまったらどうなるの?

悔しがる男性

突然病気になったり怪我をした!入居後に働けなくなってしまったらどうなるの?

UR賃貸住宅やJKK賃貸住宅は、入居時の礼金や仲介手数料、数年後にやってくる更新料など余計な費用がかからないところが魅力です。
住宅の種類も選べますが、どちらにも入居資格があり、審査を受け合格しないと入居できません。
しかし、入居後に働けなくなってしまったらどうなるのでしょうか?

・収入が途絶えると契約はどうなる?

UR賃貸もJKK賃貸も入居資格があり、それを満たしていなければ入居できません。
しかし入居資格を満たしていても、入居後に病気やケガで働けなくなる可能性もあります。
こういう場合はどうなってしまうのでしょうか?
原則賃貸契約は、そこに住む限り家賃を払うことを条件に部屋を借りています。
仕事をしていて毎月安定した収入があることを、事前に確認していますし、学生の場合は親が仕送りをするなど家賃が支払えることを確認してから契約します。
UR賃貸やJKK賃貸は、保証人不要ですが、家賃を支払えなくなった場合は話が変わってきます。
基本的に契約の時の条件を満たしていないので、家賃を滞納する可能性が出てきます。
UR賃貸はJKK賃貸はそれぞれ管理しているところが違いますので、対応も異なりますが、家賃が支払えない場合は退去しなければいけません。

・UR賃貸に入居したが!入居後に働けなくなってしまったらどうなるの?

UR賃貸はUR都市機構が管理しています。
家賃は決められた日にきちんと支払うことを条件に入居を認められていますので、家賃を滞納すると督促状が届きます。
収入が途絶えても貯金があり、そこから家賃を支払えるならいいかもしれませんが、この先いつか家賃が払えない可能性がある場合は、早めに相談することをおすすめします。
収入がない以上、家賃を支払えなくなる可能性も高いため、契約解除となる場合もあります。
相談もせず家賃を滞納し続けると、3カ月滞納で強制退去の内容証明が届きます。
この場合貯金などで滞納分を支払えるなら、裁判所に和解の手続きをすることができますが、支払えない場合は退去するしかありません。

家賃を滞納し、裁判所の通知が来ても、支払えることを証明すれば和解が成立し、その後も住み続けることができます。
ただし和解の時に、その後一度でも家賃滞納があれば退去するという内容が契約に加わるので、2度目はありません。

・JKK賃貸入居後に働けなくなってしまったらどうなるの?

JKK賃貸の場合は、60歳以上の場合収入がなくても、JKKが定めた基準以上の貯金があれば入居資格が与えられます。
ただしJKKが定めた貯金の基準は、家賃の100倍となります。
特例により基準に満たない場合も申し込みはできます。
しかし入居時働いていて、JKKが定めた基準以上の収入があるということを条件に入居した場合は、条件を満たしていないことになるので、退去しなければいけない可能性があります。

JKK賃貸は法人契約の場合、連名契約というのがあります。
会社が従業員用の社宅として利用する場合の契約ですが、この場合は保証人は不要ですが、法人と従業員が連帯保証人になっている意味合いもあるので、もしも退職しても、企業が連帯保証人になってくれ、かつ家賃が支払えることを証明できれば、そのまま住み続けることができます。
ただしこの場合も家賃の支払いができることが条件ですから、突然働けなくなり家賃を継続して支払えない可能性がある場合は、退去しなければいけません。

一応UR賃貸にも、JKK賃貸にも特例や補助利用できることがあります。
ただ特例が認められるにしても、補助を受けるにしても条件はありますから、該当しない場合は他に方法がありません。
どうなるかはわからない部分もあるので、入居後に働けなくなってしまった場合はすぐに相談窓口に相談してみてください。
なにか解決策を教えてもらうことができます。