国の都市開発とUR都市機構の関連

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国の都市開発とUR!UR都市機構が携わるプロジェクトについて

UR賃貸住宅の管理を請け負っているUR都市機構は、都市再生事業に携わっています。
賃貸住宅を扱っているイメージが強いのですが、国の都市開発とURには大きな関わりがあります。
賃貸住宅以外にどんな事業をしているのかを紹介します。

・UR都市機構の事業内容

UR都市機構では、都市再生事業、住環境事業、災害復興事業、郊外環境事業に取り組んでいます。
都市再生という大きな目標を掲げ、民間の都市再生を推進することを目的としています。
都市再生事業に関しては、産業構造に関わる土地利用の再編、都市生活の拠点形成、年ならではの密集した環境を防災という点を見据えた改善、賃貸住宅の提供支援などです。
URといえば有名なUR賃貸住宅は、住環境事業の一環で、旧都市基盤整備公団より約76万戸の賃貸住宅を引き継ぎ、リニューアルや管理をしています。
他にも災害時には被災地の復興支援や防火対策の強化支援、郊外環境事業においては、安心と安全が揃ったまちづくりの実現化に取り組んでいます。

・UR都市機構が携わるプロジェクト

UR都市機構は現在4つの大きなプロジェクトに携わっています。
国家的プロジェクト、都市構造転換プロジェクト、地域活性化プロジェクト、安全と安心のまちづくりプロジェクトです。

国家的プロジェクトは、2020年の東京オリンピックも視野に入れています。
大手町地区に国際ビジネスの拠点を再構築するべく、街全体をコーディネートすることや、霞ヶ関周辺の官民の知恵を取り入れた、個性あるまちづくりを目指すこと、また渋谷区周辺の利便性を高め、安全に利用できるよう体制を強化するなど、世界に向けた地域活性化を目指しています。

都市構造プロジェクトは、東京スカイツリー周辺のまちづくり、環境未来都市の北九州市の路面温度の上昇を防ぐ対策や整備、道路が狭く公園が少ない西新井駅西口の環境整備、羽田空港周辺から川崎市までの、大規模な工場跡地再利用プロジェクトなどに取り組んでいます。

地域活性化プロジェクトでは、沖縄中の町の密集した建物の再開発、広島二葉の里地区の再開発、平成20年の火災で空洞化が進んだ、飯塚市商店街の再開発に取り組んでいます。
安全と安心のまちづくりプロジェクトでは、三鷹市民センターの防災公園再編、曳舟駅前地区に多く見られる老朽化した建物や密集した住宅、狭い道路などの防災面での対策などに取り組んでいます。

・国の都市開発とURの役割について

UR都市機構では、全国各地で様々なプロジェクトに取り組んでいますが、UR都市機構が施工者として率先して取り組むという姿勢を貫いています。
他にも公共団体などが関わっている施工業務をUR都市機構が受託するという事業も行っています。
都市再生に関しては、日本全国に相談窓口を設けているので、各地の支社で対応できる要体制を整えています。

防災面での不安が大きい、密集市街地は日本全国に存在しています。
UR都市機構が取り組む、安全と安心のまちづくりプロジェクトの一環として、街みちネットという情報ネットワークを作り、共同建て替えや道路整備などの活動や活動をサポートする取り組みにも積極的に参加しています。
街みちネットは、密集市街地に関係している地方公共団体や民間事業者やNPO、専門家など団体から個人まで幅広く参加できます。
会費が無料ですし、交流会や見学会なども随時おこない情報交換も積極的に行っています。
会誌やホームページで常に情報を発信しているので、相互まちづくりなども可能となっています。
街みち甓版は、ダウンロードして読むこともできます。

UR都市機構というと、賃貸住宅を扱っている団体というイメージが強いですが、他にもより良いまちづくりを目指すために、いろいろな活動や取り組みも行っています。
こういうしっかりとした団体が管理する賃貸住宅なら、安心して住めるのではないでしょうか。
今後もUR都市機構は様々な取り組みをしていきます。
取り組みに関しては、随時UR都市機構の公式ホームページで確認できます。

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